5月7日(土)月イチ大稽古会

 明日の昇段審査に向けて、稽古前に中学生が剣道形の稽古です。

その後は、受験者同士で模擬立会をしました。初段の審査を見ていつも思うことは、攻めも機会もへったくれもなく、ただ入って打つ、入って打つの剣道が多いことです。緊張もあるのでしょうが、一方がガンガン打ってくるものだから、もう一方もあわてて手を出してしまい、相がかりのような立会になってしまっています。立ち上がってから一足一刀の間合いに入るまでの緊張感や攻め合いなど微塵もありません。40秒しか時間がないのですから、よく打って4~5本。審査員は正しい機会で思い切った技が出るかどうかを見ています。たとえ当たらず有効打突になっていなくても、正しく打ち切っていれば評価されます。また、打たれたことは必ずしも自分のマイナスポイントになりません。自分ばかりが打ちまくり、相手に打たせないでおこうと考えるのではなく、お互いが”いいところ”を打ち合って、双方合格すれば良いのです。正しく、美しく、堂々とした剣道を心がけてください。全員の合格を祈っています。               byサム