1月7日(土) 平成28年度トップアスリート剣道教室


 2015世界剣道選手権大会個人優勝の網代忠勝先生を講師にお迎えし、今年も越前市トップアスリート剣道教室が開催されました。

 午前中の小学生の部には、市内スポーツ少年団より4年生以上約50名が参加をしました。

 最初は着座や礼の仕方など、所作・礼法の確認です。立つときや座るときには、一旦つま先を立て両かかとの上にお尻を乗せる「跪居(ききょ)または跪座(きざ)」の姿勢をとる、などの細かな点までご指導いただきました。

 素ぶりの指導では、足を大きく踏み出すこと、足の引きつけを素速くすることを特にご注意いただきました。

 面をつけての稽古では、中学生を元立ちとして。切り返しや足を使った連続の面打ちなどを行いました。

 また、最後には網代先生からのサプライズ、世界選手権の選手で作ったタオルと優勝記念面手ぬぐいのプレゼントがありました。ジャンケンを勝ち抜いた二人の顔には満面の笑みがこぼれていました。


 午後の中学生教室では、最初にご講演をいただき、世界選手権の時の貴重なお話を聞くことができました。ブラジル大会・イタリア大会と候補選手として合宿に呼ばれるも代表になれなかったことや、日本大会にむけての準備やプレッシャーとの戦いなど、子供たちも興味津々で耳を傾けていました

 実技指導では、短い時間でしたが、股割り素振りや、追い込み・切り返しなど、代表合宿さながらのメニューで(笑)、生徒たちは日本代表になったつもりで稽古に臨んでいました。

 狭い道場に加えて小学生と中学生がそれぞれ90分程度の短い時間の稽古でしたが、レベルに応じた効果的なご指導をしていただきました。

 そして、なにより子供たちに大きな夢を与えていただきました。世界一の心と技をこんなに身近で目の当たりにすることができ感激です。

 網代先生の座右の銘「感謝」の色紙をいただきましたが、本市剣道連盟としましても熱心にご指導いただいた網代先生には「感謝」しかありません。

 網代先生、本当にありがとうございました。